失踪した家族を見つけた「成功体験」と「人探しの方法」を解説
人探しは難しいものです。
どうしたら正解なのかわからないものです。
悩むばかりで行動することも難しいですよね。
私も不安になり悩むばかりで、行動できるまでに3日間の時間が必要でした。
もしも、あなたが探すことをあきらめてしまったり、探し出すための行動ができない限り、未来をより良く変えることはできません。
この記事では、私が実際に失踪した家族を無事に発見して、保護するまでに行ったことを時系列で書いています。
捜索願い(行方不明者届)を警察署に提出し自力で探し始めてから、人探しの難しさに直面した際の絶望感、そして「無事に発見したその後」の体験までをありのままにです。
そのため、あなたが直面している以上に人探しの難しさを実感するかもしれません。
知らない方が良かった…、そうショックを受けることもあるでしょう。
しかし、あなたが最も知りたい「成功体験」「今すぐにするべき人探しの方法」が実体験としてくわしく書かれています。
あなたにとって、笑顔で過ごせる未来に変えるヒントはここにあります。
もしも、あなたが人探しの難しさを知ることであきらめてしまいそうだと思うなら、これから先は読まないでください。
「大切な人を必ず探す覚悟」様々な影響が実生活でありました
私の人探しの対象者は父親でした。
無事に見つけることができてから、19年間の月日が経ちます。
探偵事務所や興信所に頼らず、家族と親戚の力を借りて自力で見つけ出すことが出来ました。
発見したのは父が失踪してから26日目。
ほぼ1ヵ月経って発見できた父親は、目は虚ろで生気がない生きる屍のような状態。
保護した際に「迷惑かけたね」という言葉は期待していませんでした。
当然ながら「ありがとう」という感謝の言葉も期待していません。
無言でも、そのような言葉を言ってくれようとも、私は黙って手を差し伸べて一緒に家に帰ることしか考えていませんでした。
そんな私に冷酷な現実が襲います。
保護した父から一言。
「今度こそ死ぬから見逃してくれ」です。
月日が流れた現在でも私のトラウマになっています。
また、保護するまでの捜索過程は、私たちにとって正気ではいられない毎日でした。
捜索中に失職した弟、卒倒した祖父、霊感商法に嵌まってしまった祖母、過度のストレスで過食になり現在も影響が残る私と母。
日々大きくなっていく不安と心身の疲弊、生活基盤への大きな悪影響、先が見えない絶望感。
自力での人探しは、尋常ではない覚悟が必要だと痛感させられる日々の連続でした。
最初から探偵事務所に頼んだ方が良かった。
そう後悔したものです。
失踪した家族を見つけた結果、「困難の先にこそ光がある」
失踪した大切な家族を無事に発見して、19年の月日が流れました。
今では、父は憎たらしいほどに元気です。笑
私は家庭を持つことができました。
妻と娘2人と息子。毎日が幸せですよ。
同居しているので、父と母には3人の子供達と遊んでもらっています。
近くに住む弟の4人の子供達を含めると、7人の孫たちに囲まれて得意気な笑顔の父が憎たらしく思ってしまうんですよ。笑
今でこそ笑い話にもできますが、当時は毎日が必死でした。
人探しが成功しても、その後の苦難は少なくないものですから。
しかし、家族みんなでいれば、どんなことでも一緒に乗り越えていけるものなんですよ。
家族みんなでいるからこそ、どんな障害にも必死に立ち向かうことができる!
このことこそ、あなたに伝えたい私の一番の体験談です。
失踪・家出した大切な人を探し始める行動こそ、幸せへの大きな大きな一歩なのです。
失踪した家族を探し始めてから、発見するまでの実際の流れ
突然、失踪した父親を探すために何をしたのか?
実際にどのように探したのか、私の行動を簡単に時系列で並べています。
(父親は会社経営者であり、私はその会社の社員。)
2000年 8月16日(この日が失踪日になる。)
いつもの朝。
父親とは普段の会話をする。(失踪前の最後の会話になる。)
この日の夜は帰宅しなかったが、朝帰りが度々あるため、あまり気にしていなかった。
8月17日(失踪日より1日経過)
朝になっても帰宅はなく会社への出社もない。携帯電話は繋がるが出ない。
8月18日(失踪日より2日経過)
帰宅も連絡もないため、不審感を持ち始めるが仕事に専念する。
様々な人から連絡が取れないとの苦情が入り、電話をすると電源が切れている。
携帯電話の充電が切れたのだから、帰ってくるだろうと思い込む。
8月19日(失踪日より3日経過)
帰宅なし。
これはおかしい…と思い、立寄りそうな場所を探し始める。
携帯電話の電源は切れたまま。
夜間も探すが見つからない。
8月20日(失踪日より4日経過)
家族で危機感を持ち、遺書などがないか捜すが何もない。
知り合いに会いたくないため、深夜に警察署で相談し、行方不明者届(捜索願)を提出する。
捜索願を出したことで安心するが、警察が探してくれないことを知り絶望する。
8月21日(失踪日より5日経過、捜索開始)
この日の朝から弟と叔父の協力を得て、祖父を含める4人・車3台で昼夜問わず探し始める。
初日で見つかると思っていたが、見通しが甘かった…。
9月9日(失踪日より25日間が経過、捜索開始より20日目)
昼夜問わずの失踪した家族探しが20日間になるが、見つからないため心が折れ始める…。
この時点で弟は失業し、祖父は倒れ、叔父は諦めて私達から距離をとりはじめていた。
お金をかけてでも「探偵事務所に依頼すべきだったのではないか?」と後悔する。
9月10日(失踪日より26日間が経過)
捜索を一旦中止し、正午まで約1ヵ月ぶりにまともな睡眠時間をとる。
昼過ぎから弟と一緒に車に乗り、深く考えずにドライブ感覚で捜索を始める。
夕方、何気なくすれ違う車の助手席に乗る父親を発見!
追跡し無事に保護する。
保護した父の一言は、「死にきれなかった、今度こそ死ぬから見逃がしてくれ…」だった。
家族・協力者みんなが肉体的・精神的にも限界を超えた1ヵ月間は「擦り減っていく自分」を実感させられました。
今でも思うことは、もっと効率的な人探しの方法があったのではないか?です。
時代によって、社会全体の様々な変化はもちろんありますよね。
たとえば、家族構成や親戚付き合いなど。
私が父を探した19年前は、現在のようにインターネットは整備されていませんでした。
さらに親戚付き合いが盛んだった昔と比べ、親戚縁者からの協力も期待できなかった。
現在では、親戚縁者の協力は当てにできないでしょう。
家族の協力すらなく、あなた一人で捜すようなこともあることでしょう。
利点があるならば、インターネットからの情報を得やすくなり、人探しのプロである探偵事務所の情報量が増えたことくらいです。
人探しの方法は?地べたを這うような経験をした私が再び人探しをする場合の選択
失踪した家族を探すことの難しさを身に染みて知る現在の私だったら、まずは探偵事務所に無料相談をします。
なぜ17年前に探偵事務所・興信所を利用しなかったのか?理由は簡単。
- 探偵についての情報が少ないため信用できなかった。
- 高額の捜索費用を請求されると決めつけていた。
- 家族だから他人なんかより、絶対に探すことが出来ると思い込んでいた。
あなたも同じように思われているのではないでしょうか?
たしかに、当時の私といまのあなたには違いがありますよね。
インターネットのおかげで情報を知りやすくなったことです。
私の場合は、探偵事務所に無料相談や無料見積りがあるなんて知りえませんでしたから。
現在は、様々な探偵事務所・興信所のホームページを見たり、口コミサイトが数多くあって情報が豊富です。
しかし、情報量が多いということは選択するには決して良いことばかりではありません。
何を信じていいのか迷いが出ますから。
どこかに「詐欺」という落とし穴があるのではないか?
そう警戒すると、もう決めれませんよね。
そのようなときこそ、大手探偵事務所に電話相談をすることが確実で最も簡単な方法です。
なぜなら、大手の会社はあなた一人を騙しても、儲けるどころか信用問題や風評により倒産の危機に直面するからです。
もちろん、無料相談だからと適当な受け答えはできないように大手探偵事務所はコンプライアンスも徹底されています。
無料相談があり、人探しで相談すべき探偵事務所とは?
失踪者・家出人などの人探しは、探偵の調査能力や調査員数・全国展開など会社規模で結果を左右します。
探偵事務所によって、調査料金は相場以上に高額であったり、逆にありえないほどの格安料金を提示される場合があります。
様々な注意点がありますが、ひとつだけ確実なことがあります。
それは、あなたが一番に望むことは安い料金で調査してくれる探偵事務所を見つけることですか?
違いますよね。
あなたの大切な人を探してくれる、実績と信頼できる心強い協力者が必要ですよね。
以下に、適正な価格で人探しの実績・専門性に特化した大手探偵事務所を紹介します。
原一探偵事務所
人探し調査において、調査実績・解決実績ともに信頼できる探偵業界で老舗のリーディングカンパニーがあります。
テレビ番組など、お茶の間に登場する探偵事務所なので、あなたもご存知かもしれませんが、創業46年を誇る「原一探偵事務所」です。
調査実績や解決実績はどこの探偵事務所もいくらでもアピールできます。
自己申告ですから。
ただし、会社の創業年数だけは誤魔化せない絶対の物差しになります。
創業46年の探偵事務所があったんだ!
そう思われるでしょうが、この事実こそが信頼であり実績なのです。
老舗といえる創業年数に裏打ちされた調査実績・解決実績だからこそ信用できますよね。
また、日本全国に18拠点があり、それぞれの拠点に長年の経験と実績を積んだベテラン調査員達を配属しています。
人探しは他県にまたがったり、対象者が広範囲に移動する可能性もあるため、全国18拠点を有する原一探偵事務所の対応力は心強いものです。
調査料金についても、契約時の見積書以外の追加料金は一切なしは安心できます。
なぜなら、格安料金による詐欺の手口があるからです。
格安の調査料金を提示しながら、数倍の高額な追加調査料金を請求する悪質な業者がいます。
原一探偵事務所の場合、万が一、状況の変化などで費用が発生する場合は、直ちに報告され、あなたが決めることができるので一番心配な追加料金の不透明さはありません。
また、調査料金の支払い方法も気になるものです。決して安いものではありませんから。
原一探偵事務所は、クレジットカード決済
(JCB・VISA・MasterCard・Diners・
American Express・その他、気軽に相談してください)も対応していますので、調査料金の一括払いか分割払いかを選べます。
安心と笑顔で明るい毎日を取りもどすためには、あなたが決断すること。
緊張する必要はありません。
気軽に原一探偵事務所の無料相談と無料見積りを利用してみましょう。
希望ある明日へ確かな第一歩になりますよ。
追記(2017年11月)
近年、座間市の遺体遺棄事件など世間を揺るがす凶悪犯罪が増加しています。
そのため、原一探偵事務所ではそのような悲劇を減らすための社会貢献ができるように「人探し専門チーム」が結成されました。
浮気調査が主な業務の探偵事務所が多い中で心強い限りです。
長年の経験や解決実績に裏打ちされた、原一探偵事務所だからこそできる社会貢献ではないでしょうか。
全国ネットワークの探偵事務所【アイヴィ・サービス】
全国に13拠点の支社・営業所を持つ探偵事務所アイヴィ・サービス。
本社は北海道にあり、南は沖縄にまで営業所があります。
さらに特筆するのが、タイ・ベトナム・シンガポールにもオフィスを構えていることです。
失踪した家族の手がかりが海外にある場合は心強い探偵事務所です。
調査料金についても原一探偵事務所と遜色なく、契約時の見積書以外の追加料金はありません。
捜査中の手掛かり等で変更がある際も、原一探偵事務所と同じように、あなたとの相談のもとで行ってくれます。
電話相談・メール相談・見積無料
アイヴィ・サービス
人探しの場合は土地勘は大事です。
情報を得るためにも必須です。
また、情報が得られた場合にも即座に近くの拠点なり支社が動けるならばいいですが、遠方から向かう場合は時間も交通費も余計に必要となります。
「情報は鮮度」というように現地に着いた時には何もなかった…、とならないように考える必要があります。
総合探偵社フルスピードの地域に特化した専門性・返金保証など魅力的ではありますが、「大切な人を探す」ことが一番の目的ですよね。
総合探偵社フルスピードの狭い限定条件にピッタリ合う方以外は、総合力を考えましても原一探偵事務所、もしくは探偵事務所【アイヴィ・サービス】をオススメします。
原一探偵事務所
相談無料24時間受付中 探偵事務所アイヴィ・サービス
探偵事務所・興信所を選択するには、まずは無料相談から。
調査を依頼する段階、捜索方法の相談、捜索費用の相談など、あなたの不安に対して丁寧に答えてくれます。
探偵への依頼は失踪者のためだけではない、あなたが後悔しないためのもの
探偵事務所・興信所への依頼にリスクを感じる方もおられることでしょう。
普通の生活では絶対に接することがない存在なのですから、少なからずリスクを感じてしまいます。
しかし、リスクを避けるばかりで決断できない場合は、どんなに真剣に悩み考えても現状は変わることがありません。
あなたの決断だけが、家族みんなの未来を明るくすることができるのです。
「あのとき、決断しておけばよかった…。」
そう後悔するよりも、今のあなたができることを前向きに、明るい希望を持って行動することが一番大事。
なぜなら、最も後悔することは「できることをやらなかった」と過去を引きずることなのだから。
大手探偵事務所の無料相談には、情報漏えいのリスクも金銭的なリスクもありません。
あなたが最も知りたい事をプロの目から的確に分析し、経験に裏打ちされた「とるべき行動」を親切に教えてもらうことで「あなたの決断」の手助けとなることでしょう。
探偵事務所は人探しのプロなんですから。
まずは無料相談から、希望と共に前に進みましょう!
私の人生において、大きすぎた出来事から17年が経ちます。
父からは一度も、「すまなかった」や「ありがとう」といった言葉はもらってません。
でも、いいんです。言葉がなくても気持ちでわかります。
繋がってますよ、家族なんですから。それでいいんです。
探偵事務所選びのヒント!
人探しが得意な探偵事務所は実は少ない!失踪人・人探しが得意な探偵事務所・興信所の5つの特徴とは?
さらに、この記事を詳しく読まれる場合は以下の目次をどうぞ。
目 次
1.家族を探すために、何が出来るのか考えても答えは3つだけだった
2.情報収集の方法と私の失敗談
3.誰が失踪したのか?発見率を高めるための初期行動
4.家族を探すために、探偵事務所・興信所への依頼もあり?
5.警察署で行方不明者届(旧:家出人捜索願)を申請する為に必要なこと
6.私が行方不明者届を提出した際の期待と落胆
7.人探しの方法は自力で探すのが1番?実体験で思ったこと
8.行方不明の家族を発見!だが後悔ばかりだった…
9.失踪人の探し方は、探偵事務所や興信所への依頼も考えるべき
「不安から逃げない」それが家族を探すための第一歩
行方不明の家族を探し出すまでは、不安と焦りが繰り返します。
家族探しは、思っている以上に精神的にも肉体的にも消耗するものです。
不安を感じたくないためだけの、現実を直視しない過去の回顧や計画性がない闇雲な行動などは、現実逃避をしているだけです。
あなたを煽ったり不安に落としたいから言っているわけではありませんよ、誰だってそうなんです。
私の経験上、家族を探している過程で必ず不安はあなたを襲ってきます。
不安や焦りを感じることは、あなたが深い心の傷を負い、疲弊することになります。
誰だってそんな経験はしたくありません。
しかし、逃れられずに受け止めざるを得ないことが必ずあります。
その時に、あなたが不安に押し潰されてしまったら誰が家族を探しますか?
不安に対する、「慣れ」なんて決してありません。
不安を感じるたびに、身も心も疲弊させられてしまいます。
不安は怖いです、正直言って逃げ出してしまいたくなります。
しかし本当に怖いことは、あなたが現実逃避をしてしまい、失踪した家族を諦めてしまうことです。
不安を感じることは、あなたが真正面から家族のために戦っている証拠なんです!
恐れることはしょうがない、大切なことは逃げないことだけ。
いつもの一日が一番の幸せだと気付く
普段のありきたりな日常を取り戻すにはどうすればいいのか?
答えはひとつだけ、行方不明の家族を探してあげることだけですよね。
それを成し遂げるためには考えるだけでなく、あなたが行動するしかありません。
このような非日常的な出来事に突然襲われると、現実感がないんですよね。
「失踪」という言葉の意味はわかるけど、まさか私の周りで・・・。
しかも、なぜ私の家族が?当時は混乱するばかりでした。
何かやらなければ!
とにかく、何かできることをやらなければ!
頭ではわかっているけど、身体が動かない・・・
しばらく続く、頭の中が真っ白になってしまう空白の時間。
その後、徐々に次第に激しく動き出す心臓の動悸で、やっと金縛りが解けるかのように体が動くようになるが、急激に押し寄せる不安に胸が押し潰されそうになる。
「冷静になれ」「落ち着け」と言われても簡単になれません、なれるわけがありません。
ただ、そうは言ってもいつまでも立ち止まっているわけにはいかない。
何が出来るのか考えても答えは3つだけだった
- 警察に行方不明者届(失踪者捜索願)を受理してもらい、探してもらう。
- 自力(親族や知人の協力を含め)で探す。
- 探偵事務所に依頼する。
何が出来るかを考えた結果、警察に捜索をしてもらいながら、自分で行方を探すということだけでした。
頭の片隅に「探偵に探してもらう」というのも多少はありましたが、正直よくわからない存在であり、高額な調査費を請求されるのでは?と不安になり、家族を探す方法としては最後の手段としました。
ほとんどの方が同じように思い、同じように行動するのではないでしょうか?
結果として、失踪から約4週間後に自力で探すことが奇跡的にできました。
いま思い出しても本当に奇跡的にです…、ただただ運が良かっただけです。
それでも、「こうしておけば良かった…」「するべきではなかった…」という後悔や反省点があります。
そのようなことも含めて、家族を見つけ出し無事に家に連れ帰るまで実際に行ったこと ・ その後の問題について話していきます。
まずは書置きなどないか確認した後、家族の交友関係から情報を得よう
それでは、最初にやるべき行動に移りましょう。
今はまだ完全に冷静でなくても、考えて行動することが一番の心の安定剤になりますから。
まずは書置きがないか?
失踪先についての情報になりそうなものがないか?先入観なしで探してください。
焦って闇雲に探すわけでなく、なるべく置いてあるものは動かさない。
手に取って、これは違うかな?と思った物でも捨てずに同じ場所に置きなおしてください。
例えば、書籍やチラシ・雑誌などです。
なぜその場所にあるのか?
普段、チラシなんか見ないのになあ…。こんな雑誌なんか読まないのになあ…。
そのようなことが、今は気付かなくても不意に引っかかることがあります。
その時のために、今のあなたの判断で捨てたりすることは絶対にやってはいけません。
また、家族が使用していたパソコンや携帯電話がある場合は慎重に取り扱ってください。
検索履歴や通話履歴はとても大きな情報です。
もしも、履歴等が消去されていても復元できる場合もあります。
くれぐれも慎重に取り扱うことを意識して下さい。
失踪した家族の情報収集は最も重要だが、注意が必要!
失踪した家族の親しい人への情報収集は大切です。
あなたが知らない失踪理由を知っていたり、失踪先のヒントを持っているかもしれません。
しかし、一つだけ注意点。
家族を探し出すことが最大の目的ですが、社会に復帰するため、普通に生きていくためには無事に保護したその後が更に大切です。
例えば、家族が無事に家庭にもどり社会復帰する際に、「失踪してたらしいけど、なぜ?」「みんな気にして心配してたよ」と、様々な場所や人から聞かれたらどうですか?
興味本位で聞く人は多くないかもしれませんが、いることでしょう。
はっきり言って、怖いですよ。傷つくというレベルではありません、本人にとっては死活問題です。
本人は過敏になっているため、他人の視線すら過度に気になるものなのに、不意に心ないひと言を浴びせられたら…。
そこまで考えると、闇雲に誰にでも全てを話せませんよね。
情報収集に躍起になり、失敗した私の事例
24歳だった私は、どんな情報でも手に入れようと父の知り合いを尋ねて回りました。
しかも、馬鹿正直に「父が失踪したので何か知りませんか?」と。
世の中、いろんな人がいますよね。
翌日にはどこで誰に聞いたのか、複数の人が心配してるような感じで、実際はほとんどの人が興味本位で近づいてきました。
他人の不幸が嬉しくてたまらない人達なのでしょうか…。
また、私の父親は会社経営者のため金融機関の方も様子見にきてました。
理由はわかりますよね、借金を踏み倒されないようにです。
失踪者の発見率を高めるための情報収集の方法と初期行動
やはり何といっても失踪した家族の情報が一番欲しいものです。
しかし、上記のように第三者を入れると高いリスクも伴います。
また警察署に捜索願を依頼する場合は、ただ連絡が取れないだけで、もし捜索願いを提出してすぐに家族が帰ってきたら…?と、悩んでしまうこともあります。
では、どうするべきなのか?
私は地元の消防団に14年間所属しており、そのうち2年間は分団長という分団を指揮する立場で行方不明者の捜索活動を行ってきました。
消防団に入る前は、体験したくないですが父親捜しも経験しています。
その他にも、700万円の売掛金を1円も支払わずに逃げた人を探し出した経験もあります。
なんだか、碌な経験をしていませんよね・・・。(苦笑)
そのような私の経験を体験談としてお話しします。
家族の誰が行方不明なのか?
まずは、家族の誰が行方不明なのかで、初期行動から行方不明者届の申請まで全くと言っていい程、変わってしまいます。
一般的な家族構成で考えた場合、
- 祖父・祖母(60歳以上の高齢者)
- 父親・母親(30代以上の社会人)
- 息子・娘 (10代・20代の学生・社会人)
このような3世代家族が一般的です。
また、親族や知人に行方不明者が出た場合も、年齢的に上記の3段階に当て嵌まると思います。
10代・20代のお子様の場合
事件性も考慮して、なりふり構わず情報を集めるべきです。
とにかく、時間が勝負です。
行方不明の確証が得れなくても、その疑いがあるならば躊躇する場合ではありません。
事件性の有無に関わらず、直ちに最寄りの警察署に行き相談の上、公開捜査も視野に行動してください。
迷っている時間はありません、ただのお騒がわせでもいいじゃないですか!
勘違いだったら、警察に「ご迷惑をおかけしました」と謝ればいいんですよ。
あとで後悔するより、子供を守るためなら恥をかこうが出来ることは全てやるべきです。
協力者がいるのなら直ちに行動してもらう。
探偵社や興信所にすぐに依頼できるのであれば、ためらう時間は多くありません。
70代・80代などのご高齢者の場合
初期行動は情報収集より、普段の行動範囲の確認がまずは最優先です。
川や水路などに落ちられている場合もあり、命に係わる重大な事由も少なくありません。
ですので、複数人で素早く行動範囲の周囲を確認し、見つからない場合は直ちに交番や警察署に相談してください。
また、ご高齢で痴呆症の方は意外な行動が多いものです。
10年以上、乗車してない電車に乗って数十キロ離れた場所で確保されることも数回ありました。
行動の予想がつきにくいので、最寄りの警察署で行方不明者届を出すことをオススメします。
遠く離れた地下鉄駅で駅員に確保されたり、職務質問で予想すらしない場所で確保なんてこともありましたから。
行方不明届を出すことで警察や地元消防団が捜索を迅速に行ってくれることもあります。
30代以上の家族の大黒柱が失踪した場合
失踪した家族が40代・50代の両親だった場合は、計画性があることが多いです。
計画性がありそうな場合は、情報収集は難しいですが多少の時間の猶予はあることが多いです。ですので、まずは深呼吸をしたりして落ち着くことが大事です。
オススメは声を出すこと。
考え込んでしまうと、頭の中では自分なりに冷静にいるつもりでも、大抵はグルグルと思考はまとまらないものです。
考えることを止めると、不安が襲ってきそうだから、あえて頭の中でグルグル、グルグル…
ひどい時は声を出したくても出せないことも。
このような時こそ、声を出して誰かと話すことで自分の声と他人の声が耳に入ることで意外と落ち着くものです。
とにかく、何かしなければ!と考えなしで行動をしないことが大切
焦りと不安で、考えもせずに私みたいに馬鹿正直に「失踪」「行方不明」という言葉は絶対に使わない!
「携帯を忘れて出かけたみたいで、そちらに伺っていませんか?」など少々不自然に思われてもいいんです。
とにかく相手に家族が失踪した確証を与えないように聞く必要があります。
難しい話しなので、はっきりした確証を与えない限りはどんなに口が軽い人でも言いふらしにくいものです。
私の後悔
そして一番怖いのは、心ない人がせっかく見つかって無事に帰ってきた家族に対して、精神的な攻撃をしてきます。
父は、その影響でうつ病になり半年間引き籠り、服毒による自殺未遂までしました。
焦る気持ちは重々わかりますが、冷静に、冷静に考えて行動してください。
最も危険なのは、遺書がある場合と失踪する理由が思い浮かばないのに突発的に失踪された場合です。
このような場合は計画性の有無より、明確に目的を持たれていることが多く、時間の余裕はない場合があります。
探す事と、警察に公開捜査を依頼することを同時に行うのが最善ではないでしょうか。
後先考えずに、協力してもらえそうな人にはお願いするべきです。
家族を探すために、探偵事務所・興信所への依頼もあり?
探偵事務所への依頼は、失踪した家族の最も効果的な捜索方法のひとつです。
人探しのプロですので、失踪者の発見率を飛躍的に高めることもできます。
当然ながら、行方不明の解決には大変効果的ですが、安くない捜索費用もかかります。
しかし、自力で探した場合も金銭面の負担は少なくありませんし、あなたの生活だけでなく仕事や家庭までも犠牲にして探す覚悟が必要になることもあります。
もちろん、どの探偵事務所に依頼しても良い結果が得れるということはありえません。
正しい選択が必須条件です。
そのためには探偵についての知識が必要になりますが、人探しには時間がいくらあっても足りないものです。私がそうでした。
探偵事務所や興信所について、1から調べていては焦るばかり。
そこで、必死に家族探しをしていた当時の私が気になっていたことを調べて、まとめてみました。
参考程度にお読みください。
人探しが得意な探偵事務所は実は少ない!失踪人・人探しが得意な探偵事務所・興信所の5つの特徴とは?選ぶべき探偵事務所はこの2社!
警察署で行方不明者届(旧:家出人捜索願)を申請する為に必要なこと
行方不明者届(家出人捜索願)を申請するために必要な事は以下の通りです。
(平成21年から家出人捜索願から行方不明者届に改められました。)
行方不明者届(旧:家出人捜索願)を申請手続きについて
- 行方不明者届の申請を行える人
- 捜索願を提出する警察署
- 申請時に必要なもの、準備すべきもの
- 警察署で尋ねられる行方不明者の事柄
ここは簡潔に。
1.行方不明届の申請を行える人
- 家族(保護者・配偶者)
- その他の親族
- 家出人を現に監護している者
- (改定により)恋人・知人・会社の上司も届け出が可能
2.捜索願を提出できる警察署
- 行方不明者が住んでいた住所地を管轄する警察署・交番・駐在所
- 届け出する人の住居地を管轄する警察署・交番・駐在所
- 行方不明者が行方不明になった場所を管轄する警察署・交番・駐在所
- 警察署であれば24時間受付してくれます。
- 交番・駐在所では24時間受付できないところもあります。
3.申請時に必要なもの、用意すべきもの
- 届け出する人(あなた)の身分証明書と印鑑
- 行方不明者の写真(全体写真・顔写真など複数ある方がよい)
4.警察署で尋ねられる行方不明者の事柄
- 行方不明者の本籍、氏名、生年月日、家出時の住居、職業
- 行方不明者の人相、体格、着衣
- 家出の日時、原因や動機
- 車両使用の有無(使用していれば、車種・車両のナンバ−)
- その他参考となる事項
以上が行方不明者届を受理してもらうのに必要なものです。
私が行方不明者届を提出した際も、ほぼ同じでした。
書類等の届け出に必要なものは警察署にありますので心配する必要はありません。
私が行方不明者届を提出した際の期待と落胆
【実体験】
人に見られたくないという思いから、深夜1時過ぎに行方不明者届を提出する為に警察署に行きました。
遅い時間でありながら、警察官の方には丁寧に対応して頂いたのを覚えてます。
ただひとつ、ここでも冷静にいられるように心の覚悟が必要です。
正直、本当の意味で家族の失踪という現実を痛感したのはこの時でした。
ドラマなどで泣きながらお願いするシーンがありますが、気持ちがわかってしまいます。
一緒に警察署に行った母親も、それまではずっと感情をコントロールしていましたが、ここで動揺し感情が抑えれなくなりました。
ですので、一人で行かずに一緒に行ける人がいる場合は2人で行くのを薦めます。
どんなに家族を探して欲しいという気持ちを伝えても、捜索活動には影響しません。
冷静に、より多くの情報を伝えることが重要です。
これで家族が見つかると思っていた。
行方不明者届を受理され、これで一安心と思いました。私も母親も。
警察官の活動の知識が不足していた私は、受理してもらった時点で各警察署へ情報が行き渡り、直ちに全力で捜査が開始されるものと思ってました。
あとは警察に任せて、私は補助的に探そう、と。
そんな私たち親子に、公開捜査について・行方不明者(旧:一般家出人)・特異行方不明者(旧:特別家出人)の2つの分類があることを説明されました。
事件性や自殺などの緊急性がない限りは行方不明者であり、95%以上は積極的に全力で捜査してくれる特異行方不明者ではなく、行方不明者になるということです。
正直に言うと、失望より絶望感を感じたのを覚えています。
大切な家族が行方不明になっているのに、警察のコンピューターデータベースに登録されるだけで、偶発的に発見されるのを待つだけなのか…と。
期待していた分、頼りにしていた分、本当に絶望と焦りが私を支配しました。
しかし、行方不明者届が年間に受理される件数は8万人以上(平成27年度は82,035人)。
そのような現実を伝えられ、全てに対応は不可能であることを丁寧に説明されました。
どうしようもないですよね?
私の家族だけは特別に捜査してください!と言いたかったですよ、本音では。
しかし、しかし・・・。
私は感情のやり場もなく、ただただ茫然としたのを鮮明に覚えてます。
自力で探すしかない。
でも、探せるだろうか…、他に何か人探しの方法はないだろうか…。
人探しの方法は自力で探すのが1番?実体験で思ったこと。
期待していた捜索願からの行方不明捜索が当てにできないことに気付いた時。
やはり頼れるのは自分だけ。
他人を捜すわけではない、家族を捜すのだから悪くても数日あれば大丈夫!
はっきりいって、そう確信していました。
私が父を捜す為に、実際に行ったこと。
実際に私が実行した捜索方法(時間・人数・方法)は?
まず一人で探すのは厳しいので、母方の叔父・弟・祖父・私の4人で朝6時から夜6時までの12時間捜す取り決めをし、捜索を開始しました。
車は3台で、私と弟と叔父で別行動。
母親は万が一、父が帰宅した場合や警察からの連絡があった場合の為、自宅待機です。
とにかく、闇雲に探すわけではなく有力な場所3箇所にそれぞれ張り込んでました。
もちろん、そんな簡単に見つかるはずがなく12時間が経過…見つからない。
祖父と叔父には帰宅してもらい、車を1台にして弟と捜索開始。
朝3時まで探し回って、短い睡眠後、6時から初日と同じように捜索を始める…。
20日間続けましたが、心労と睡眠不足で弟が軽い事故を起こしたので捜索中止。
口に出そうなのを我慢し続けた数日間。
不意に「見つからないかもしれない…」という、みんなも我慢してたであろう言葉を吐き出してしまいました。
だけど精神的に疲弊しており、誰も否定できない。
ただただ皆で共感した気持ちが一つだけ。
人を探すことは難しいなんてものではない…と。
例えば、ショッピングモールで家族を捜す場合を頭に思い浮かべてみる。
条件は待ち合わせ場所・時間を決めずに、携帯電話もない状態です。
短時間で見つける自信ありますか?
私は短時間では見つけれないと断言することができます。
お互い相手を捜し合っているし、なんとなく居そうな場所がわかりますよね。
そこで見つけれればいいんです。
しかし、たった数秒間の時間差で行き違っていたら、あとは焦りと疑心暗鬼です。
条件を変えて、逃げたり隠れたりする家族を探せると思いますか?
この建物のどこかに居ることがわかっていても、見つけることは厳しいと思いますよね。
ショッピングモールが諦めたくなるほど、大きく広く感じてしまいます
しかし、失踪した家族を探す場合はこの比ではありませんよね。
自力で探すしかないと思われる方は、絶望感に襲われても心が折れないことが必須です。
強く強く、家族を見つけ出してやるという思いを持ち続けて下さい。
「自力で探す」を20日間おこなった結果
最初の5日間は、私と弟と叔父は仕事を休み、使用したクルマは3台。
走行距離もかなりのもので、ガソリン代は嵩みました。
人的資源 3人*5日=15人 (祖父・祖母・母は含まない)
物資 クルマ3台*5日=15台
燃料費1台1日当り約3,000円 15台*3,000=45,000
以降は、さすがに仕事を毎日休むことはできない。
それでも、その後もさらに15日間ほぼ毎日、昼夜問わずに1日に20時間ほど探しました。
私は父の会社に勤めている為、何とか仕事の段取りをしながら探すことができました。
叔父も商売されているため、ある程度の時間の自由があり協力して頂きました。
しかし、弟は勤めていた会社を辞めてしまい、精神的に脆くなっていました…。
20日間での簡単な費用計算(大雑把な単価)
人的資源 3人*20日=60人*13,000=780,000円 (祖父・祖母・母は含まない)
物資 クルマ3台*20日=60台*5,000=300,000円 (消耗費として計上。リースだと割増)
燃料費 1台1日当り約3,000円 60台*3,000=180,000円
自力で探した20日間の合計金額 1,260,000円
この中には、時間外捜索・高速代・駐車料金など必要経費は除外しています。
身内だけで探しましたが、安く見積もってもこのくらいの捜索費用が必要でした。
私と弟は、毎日ほぼ20時間は捜索のために活動していましたから、時給換算した場合は更に費用が必要でしょう。
当然のように、普段の生活どころか気を抜くことも体を休めることもできません。
さらに、会社員の方は無給状態になり失職の危険までもあります。
そのため1週間ほどで、自力で探すことが、決して金銭面で安い方法でも、ローリスクでもなかったと実感したものです。
探すことだけではなく、一度、家族を振り返ってみるべき
父を探すことだけに専念していました。
当然のことですが、それだけではあなたの傍にいる家族の崩壊に気付きません。
弟は私と違って家庭を持っているのに、仕事を辞めてしまいました。
何かフォローするべきことがあったかもしれませんし、この父を探すことから開放してあげるべきだったのかもしれません。
また、気丈でケチな母は、いつの間にか霊感商法に騙されそうになっていました。
気付くのが早かったため、金銭面の害がなかったのは幸いでしたが…。
心が健全ではない時は、普段は気にも掛けないことや、そんなのにどうすれば騙されるの?と思うようなことでさえ、依存したくなる程に心が弱くなります。
私が思っている以上に堪えていたんでしょう、体力と精神力の強さが自慢の祖父は倒れてしまいました。
しかも全くノーマークだった祖母は、母とは違った霊感商法に騙された後でした。
でも、こういう時こそ家族で明るく笑いながら話すのが大事なんですよ。
これ以上の不幸は中々ない!
この後、訪れるであろう幸福が待ち遠しいね!と。
多少、強がったとしても…希望だけは失ってはいけない。
行方不明の家族を発見!だが後悔ばかりだった。
この日からは思い詰めずに楽に探そうと家族で話し、久々に睡眠をよくとれました。
叔父には休んでもらい、弟を助手席に乗せて、お昼からドライブ感覚で開始。
車内では弟と久しぶりにバカ話しをしながら、行き先を決めず適当に運転しました。
途中で海に立ち寄り、釣りをしている人をボ〜と見たりして。
肩の力を抜き、歯を喰いしばることもない、忘れていた平凡な一日。
そんな夕暮れ時に擦れ違った馴染みのない対向車と運転手。
一瞬の出来事。
しかし、何かが引っかかる。
その瞬間、助手席の弟が「オヤジが乗ってた!助手席に!」
ただちに追跡し、人違いでなく間違いなく父を無事に保護。
無言の父を弟に任せ、母と叔父にすぐさま発見の電話を入れる。
電話越しに喜びと安堵の声が聞こえました。
ようやく普段の生活に戻れる…と、私も安堵の気持ちに浸ったところで奈落の底に。
無言だった父が口を開いて言った言葉。
「死にきれなかった。今度こそ死ぬから見逃してくれ…」
今でも思い出すのが嫌です。一生、私のトラウマになることでしょう。
(追記:現在は憎らしい程の、強気で自己中心的な父に戻ってます。笑)
ここで行方不明の家族を捜すことは解決しました。
しかし、自力で探した問題点は深刻でした。
自力で探したことによるメリット
- 家族が揃うことのありがたみを痛感したこと。
- 当たり前の事にたいする感謝の気持ち・絆を深く考えさせらる。
- 探偵事務所に依頼するよりも、捜索費用が軽減される可能性がある。
- 私の場合はどうでしょうか?少しは軽減されたと思いたい。
- 軽減されたであろうお金以上に失ったものが多いことが現実。
自力で探したことによるデメリット
1.肉体的・精神的な過度の負担
- 言うまでもなく、肉体的にも精神的にも焼き尽くされるような苦痛を受けた。
- 失踪した本人も大変だろううが、探す家族の負担が重すぎること。
2.離職・失職の危険性
- 昼間は仕事、仕事が終わり次第、寝ないで家族を探すため仕事に集中できない。
- それで本当に見つかるでしょうか?警察への捜索願もほとんど期待できないのに…。
- 失踪者が行動する時間帯が夜間だけなら見つかるかもしれないが、逆の場合は?
- 精神的にも肉体的にも、仕事が手につかない。
- 最悪、離職・失職による無収入も危惧しておくべき。
3.発見できる可能性の低さ
- 失踪先が確実にわからない限り、発見することは困難。
- 私の体験でも、助手席に弟がいなかったら絶対に気付けていない。
- それ以上に、発見した場所が全くの想定外だったこと。
- たった一つの信号の影響、たまたまだったルート選び、コンマ数秒の擦れ違いざまでの気付きなどの複数の偶然の一致。
4.必要以上に他人に情報が洩れる
- 非日常的な出来事のため、そこまで気を配る余裕はないために失踪した本人の社会復帰時に障害になる場合もある。
- そのため、家族が無事に帰ってきた際を考えると慎重になる必要がある。
5.時間のロスによる危険性
- 時間の経過と共に発見は難しくなり、最悪の場合は自殺の危険性も高まる。
- また失踪した家族も、探している家族も精神的・肉体的に疲弊し、正常ではいれなくなる。
以上のことは、私の体験による感想ですので絶対ではないでしょう。
しかし、多くの方が実際に体験されると同じ気持ちになると思います。
はっきり言いますが、自力で探すだけではデメリットばかりです。
自力で探すことがプラスになる分岐点は、5日以内に無事に保護できた場合のみだと思いますよ。
それでも家族の捜索費用が軽減できるという一点のみですが。
しかし、家族が失踪する場合は何らかの原因がありますよね。
金銭面が原因による失踪も多いです。
そのため、捜索費用の軽減が重要な場合も確かにあります。
失踪人の探し方は、探偵事務所や興信所への依頼も考えるべき
私の体験を通じ、自力で失踪した家族を探す場合のメリット・デメリットの共有が、ある程度はできたのではないでしょうか。
探偵事務所への依頼は、私と同じように最初は選択肢に入れず、どうしようもなくなった場合に利用するといったイメージの方が大半でしょう。
その1番の理由は探偵事務所というものが「よくわからない存在」だからです。
普段の生活の中では、全く係ることはないし興味もありません。
ましてや、探偵という職業の方や、探偵事務所に出入りされる方も、身近にいないんではないでしょうか?
そのような存在に対して怪訝を持つ気持ちは当然でしょう。私もそうでしたから。
しかし、先入観と実際の姿が全く違うものの代表というべき「探偵」に対しては、探偵業法という法律があります。
また、各都道府県の公安委員会に探偵業の届け出を行い、探偵業届出証明書を交付されます。
それにより探偵事務所という警戒してしまう存在が、公安委員会により社会的な信頼のお墨付きが得れるわけです。
ただし注意が必要なのが、あなたの先入観通りの悪質な探偵事務所も存在するということです。
一生に一度使うかどうかわからない探偵について、どこに依頼すれば安心なのか簡単にわかるはずありませんよね。
そこで、探偵事務所や興信所を選ぶ際に注意すべき点を解説します。
人探しが得意な探偵事務所は実は少ない!失踪人・人探しが得意な探偵事務所・興信所の5つの特徴とは?選ぶべき探偵事務所はこの2社!
あなたが、深い傷跡を残さないように…。 失踪 探し方のまとめ
私が万が一、また同じような境遇になった場合は、間違いなく探偵事務所へ依頼を行います。
人探しの難しさは、思い出しただけで吐き気がするほど鮮明です。17年間たった今でも。
普段の生活では、忘れてしまっている傷口も、奥深いところでは大きく残っています。
行方不明だった家族が無事に戻ってきても、自力だけで探した代償は大きいものでした。
その面を考えると、今でも探偵事務所を使わなかったことを後悔しています。
もしも、家族が無事に帰ってなかったらと考えると…後悔という言葉では済まなかったことでしょう。たまたま結果が良かっただけです。
確かに、探偵事務所への依頼は安いものではありません。
しかし、私のように探偵への依頼を躊躇してしまうと、関わったもの全員が肉体的にも精神的にも酷く疲弊してしまいます。
職を辞した弟が、再び生活基盤を築く苦労はとてつもなく大きいものでした。
私と母は、過度のストレスによる過食で、見間違われるほどに太ってしまいました。
祖父母は弱ってしまい、この後、そう長くは生きれませんでした。
このような状況に陥らないためにも、探偵を利用する価値は十分過ぎる程にあります。
だからと言って、探偵事務所に頼んだから、100%大丈夫とは言えません。
人探しのプロであっても必ず成功することはありえません。
(必ず成功すると宣伝している探偵・興信所は詐欺です!)
しかし、あなたが受けるであろう様々な疲弊感を和らげてくれます。
不安や焦りはあっても、普段の生活を維持することも可能です。
失踪した家族を、無事に保護することが出来る可能性も格段に上がります。
私の経験上、精神面の安定が最も難しかったですが、探偵事務所によっては無料で電話相談やアドバイスをしてくれたり、調査期間中の心のケアをしてくれたり、解決後のアフターフォローまでも行ってくれる探偵事務所もあります。
人探しのプロである探偵事務所は、家族のつらさをよく知っています。
専門家であり、プロなのだから。
あなたは失踪者を探すことだけで手一杯であり、他に探す方法は考えれないことでしょう。
そんなあなたを強力に助けてくれる存在になり得るのが、探偵事務所です。
貴重な時間を少しだけ使ってみて下さい。
あなたにとって、望むべき未来への分岐点が今かもしれませんよ。
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